ここまでの内容をまとめると、以下のような感じになります。
- 自分構築をしっかりして自分の魅力をボトムアップする人が”選ばれて”いく
- 自分の欲望から目を背けないで掘り下げることで社会と自分のつながりや社会への貢献力を見出すと志望動機や自己PRが簡単に書ける
- 合格した後に心配すればよいことで行動が止まるのはチャンスの喪失
- 会社側が聞きたいことにシンプルかつ忠実に答えることが面接で目指すべきゴール
あれ?他には?SPIは?模擬面接は?英語面接対策は?ヘアメイクは?接遇マナーは?って思ったかもしれません。そういう対策も必要な人は必要です。でも、最初に言ったように、既卒者でCAに合格するための対策としては、「あなたがやるべきこととやらなくていいこと」が存在します。その判断が大事です。いくら重要な情報やワークや対策方法を知ったとしても実際に行動して実践し、さらに、あなたらしさが出ていないと全くもって無駄です。『TOEIC540点でも外資系に合格している人』『専門学校卒でも合格して四大卒の人とか一緒に働いている人』もいれば、『一流商社に一発合格でもCAは落ち続けている人』『帰国子女でも合格できない人』がいるという事実を知った今、あなたは何をしますか?
目次
合格する人と不合格になる人の違い
このコースではたくさんのことをお伝えしてきましたが、
- すぐその日のうちにやってみる人
- 次の日にやってみる人
- 一週間後にやってみる人
- いつまでもやらない人
に分かれます。これって、どんなにいい情報を手に入れても 、結果出るのが誰で、出ないのは誰かって小学生でもすぐにわかりますよね。とにかく「行動」した人が有利になっていくのが転職活動です。特に、難関であるCA受験は「怖い」「不安」という人が多いので、「行動」の量次第で実は勝ちにいけるものだということを知らない人は多いです。
何が違うかって、突き詰めると「マインドセット」です。とにかく少しでも行動してみることが一番大事だとわかっていたらすぐにやれるはずですが、その足を引っ張るのが、
- CA受験は難しい、
- 容姿端麗じゃないとだめ、
- 英語ができないと駄目、
- 完璧にならないとダメ、
- 地上職にはなりたくない、
- 受験を理由に今の仕事で波風立てたくない、
- 不合格になって落ち込むのが怖い、
- 受験に高い交通費かけたくない・・・・
というマインドセットです。
こういう考えを持っていることに気がついている場合はまだ良いものの、そういう思いが自分の行動力の妨げになっていることに気がつけていない場合もあります。しかも私たち人間って、不思議なことに、そういう「やらない理由」ほど見つけるのが得意なんです。やらない理由は探さなくたって湧き出るように出てきます。
…と、こんな風に偉そうに言っている私ですが、 実は私もCA受験のときにこれを痛感したことがあります。
もっと早くやっておけばよかったという私の後悔
私自身の話になりますが、私の基本性格はわりと”完璧主義”なところがあります。慣れない英語の履歴書も、 自分だけでウンウン悩んで書いていました。でもある時、ちょっとしたことがキッカケで、思い切って添削をお願いしたことがあったんです。そしたら、 目の前で”即座に”色々と直されて、たった30分で出来上がった履歴書を応募書類として送付したら、それから書類通過率が100%になったんです。
「「もっと早く添削してもらえばかった!!!!」」
人が一番怖いのは「時間の喪失」です。
なのに、その時間を無駄にしているその真っ只中にはそれに気が付けない。
やってみて、行動してみて、初めて「あんなに心配している場合じゃなかった」「大したことなかった」と気がつくのです。私達は、何度同じことを繰り返すのでしょうか?(自分にも言ってます。)時間だけは絶対に、絶対に取り戻せません。
余談:売れる起業家とビジネスに失敗する起業家の違い
ちょっと余談ですが、これは違う世界でも言えることです。ある起業家の話で、ある1つのマーケティングテクニックを門下生全員に教えたとき「実際にやってみて、相談してきた人の順から売上を上げていた」 という有名なエピソードがあります。中身の出来具合とか関係ないんだそうですよ。相談に乗ってもらって改善していけたからです。
「フィードバック」があなたを合格させる
このコースをここまで読んでくれたあなたなら「行動を起こす」ための心の準備が整っているはずです。私がWhatではなくHowにフォーカスしてCA合格のための対策をお伝えしてきたので、マインドが少し変わっているはずだからです。・・・というか、ここまで読んだの、すごいですね。
アウトプットしたりメッセージを送ったりしてみてくださいと言ってきたのも理由があって、私の自己満足ではなく、あなたの行動や思考が合格に確実に近づくための具体策でもありました。行動すると、たとえダイレクトな反応がなくても(例えば、不合格になってもその理由を知ることができない採用試験でも)頭が勝手に答えを探そうとするし、改善策を見出そうとします。自分への正しい問いが立てられるようになり、やるべきことが絞られ、最短での合格につながっていくんです。その練習として、アウトプットを送ってみてくださいと言っていたのでした。
一生準備をし続けるか、今から本番を生きるか
人間は、一生準備をし続けてしまう生き物です。でも人生はいつ終わるともわかりません。それなのに、いつから「人生の本番」を生きますか?
チャンスを掴むには「勢い」が必要です。「これにかけてみようかな」と思えたり感情が動いた時にそれに素直になって飛び込める勢いが、チャンスを呼んでくるのではないでしょうか。
・・・ということで、ぜひこのコースをもとにして実際にESや履歴書を書いたりノートに1項目でも書き出したり、何か1つ行動してみてください。ノートに書いたものを写真で送ってくれる方もいます。自分だけのために書くのと、人に見せると思って書くのとでは表現力に大きな差がつきますよ。
この記事シリーズ(CA合格ロードマップ講座)の目次
- 【はじめに】人生を変えるCA受験へようこそ!
- 【マインドセット】CAに最短で合格できるかどうかは「自分への質問力」次第というお話
- 【マインドセット】TOEIC600点以下でも既婚でも未経験でも地方在住でも合格する方法
- 【対策法】実はこれだけ!CA受験対策の7つのジャンルと無駄な対策
- 【自己分析】芯のある自己PR・志望動機が作成できる”◯◯”の明確化と言語化のコツ
- 【ES/履歴書】CA合格率の高いES/履歴書の特徴と3つのテクニック
- 【企業研究】CAに合格するための企業研究の考え方とやり方のコツ
- 【自己紹介】面接の自己紹介の組み立て方と複数パターンを準備するフレームワーク
- 【マインドセット】合格が「ゴール」になった瞬間から合格は遠ざかっていく
- 【マインドセット】私たちが一番怖いのは「時間の喪失」
- 【業界研究/職種研究】今の航空業界の流れとCAに合格する人の特徴←NEXT