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「1分」を制する者がCA受験を制す
CA採用面接では、自己紹介も、自己PRも、志望動機も、転職理由も、将来ビジョンも、どんな質問もだいたい1分を目安に簡潔に答えられるように準備しておくと良いです。そのための準備のアイディアのひとつをこの記事で紹介します。具体的には以下のことが可能になります。
- CA受験の自己紹介を作る考え方と方法が分かる
- 自分も面接官も納得する発言の作り方がわかる
- 一貫性のある「自己PR」や「志望動機」の作成にも応用できる
※今回は、コース4日目にお伝えした『欲望を明確化する』ワークをしてブレインストーミングが終わっている状態を前提として解説していきます。ポイントは「欲望」をいかに「相手のメリット」に繋げられるかが重要ということでした。それを書類に落とし込み、ー貫性を出していくと面接で使えるものになります。
気をつけてほしいのは、「書く」と「話す」は全く違うものだということです。書類で書いたことを面接でどのように表現する(話す)かが実際の試験で合格する一番の肝になってきます。だから、ちゃんとブレイン・ストーミングをして自分の想いや考えを言語化することをすっ飛ばしてこの記事を読んでも合格する発言は作れないと思ってください。ここでは発言の組み立て方について具体的な解説をしますので、欲望を明確化するワークができてから読み進めることをおすすめします。
面接で確実に選ばれるために必要なたった1つのこと
完璧を目指す必要はありませんが、敢えて、面接で目指すべき100点満点の状態から言うと、『自分の言いたいことを自分自身が納得して伝えられながら、面接官が聞きたいことにも的確に答えられている、しかも指定された時間内で簡潔に。』という状況が100点です。
完璧を目指す必要はないけれど、少なくとも目指すべき方向性が合っていないと準備のしようがないので言いました。
ちなみに、言うまでもないかもしれませんが、なぜ上記のような状態が100点かというと、面接官は膨大な受験者をジャッジするので、適当な時間内に簡潔な答えを言うことができる受験者のことは面接官が判断しやすいからです。
限られた時間と空間の中でわかりやすく良い印象を与えられることを意識してください。そのためには、構成やバランスを考慮したうえでアピールできる準備が必要ですよね。これは練習しないとできません。聞かれていることに的確に応えられるように、予めパターンを数多く揃えておくことで、臨機応変に対応するための準備をするのが面接対策です(今日もWhatよりHowに重点を置いて話しています)。
では、そういう発言を構成するためには具体的にどうしたらいいか、についてここから解説していきます。
発言の組み立て方
30秒、1分、1分30秒のパターンを用意する
前提として、面接で求められる発言は1つの質問につき20秒〜2分だと考えて良いでしょう。なかでも、自己PRや自己紹介、志望動機といったコアな質問の場合は、30秒、1分、1分30秒を用意しておくとほとんどの試験に対応できるのでおすすめです。
話す内容をパーツとして考える
①冒頭
②聞かれていることに対する内容のトピック1〜2つ
③最後の一言
の3つに分けて考えます。聞かれたことに対して適宜パーツを組み替えることで発言を構成します。
パーツを構成する要素の例
名前、出身、所属、職務経歴、自己PR、志望動機、強み、根拠となるエピソード、趣味、挨拶、意気込み、後で触れて欲しい内容、などなど…
例)1分で自己紹介してください
①冒頭部分
挨拶、名前、出身、所属、軽い自己PR(印象バランスコントロール)から選ぶ
②聞かれていることに対する内容のトピック
職務経歴、自己PR、志望動機、強み、根拠となるエピソード、趣味から選ぶ
③最後の一言
挨拶、意気込み、後で触れて欲しい内容から選ぶ
自己PRや志望動機においても、発言したい内容を「要素」として自分の中で事前に抽出(キーワード化、タグ付け)しておき、30秒、1分、1分30秒について組み換え可能にしておくことが面接準備になります。このように準備していくことで、「募集が出たらすぐに応募ができる、しかもそれなりに準備ができている状態で。」ということが可能になるわけです。(この【言いたいことのキーワード化・タグ付け】についてはプロジェクト内で詳しいコースがあります。)
賢い合格のための「逆算思考」
ここまで読んで気がついたかもしれませんが、要するに、賢く合格するための対策は『自己分析で棚卸し・ブレインストーミングしてきた自分の想いや考えを、志望動機や自己PRや転職理由や自己紹介に変換できるようにキーワード化して「要素」として抽出しておくという準備をすること』に集約されます。そうすれば、面接でどんな質問が飛んできても、その場で「要素」を組み替えて回答にすることができるからです。
この記事シリーズ(CA合格ロードマップ講座)の目次
- 【はじめに】人生を変えるCA受験へようこそ!
- 【マインドセット】CAに最短で合格できるかどうかは「自分への質問力」次第というお話
- 【マインドセット】TOEIC600点以下でも既婚でも未経験でも地方在住でも合格する方法
- 【対策法】実はこれだけ!CA受験対策の7つのジャンルと無駄な対策
- 【自己分析】芯のある自己PR・志望動機が作成できる”◯◯”の明確化と言語化のコツ
- 【ES/履歴書】CA合格率の高いES/履歴書の特徴と3つのテクニック
- 【企業研究】CAに合格するための企業研究の考え方とやり方のコツ
- 【自己紹介】面接の自己紹介の組み立て方と複数パターンを準備するフレームワーク
- 【マインドセット】合格が「ゴール」になった瞬間から合格は遠ざかっていく←NEXT
- 【マインドセット】私たちが一番怖いのは「時間の喪失」
- 【業界研究/職種研究】今の航空業界の流れとCAに合格する人の特徴