この記事は前回の私の自己紹介の続き(しかもかなりぶっちゃけたもの)が大半を占めるので、実際にCA合格の具体的な話に入りたい!という方は飛ばしてもらって構いません。
目次
「今のままでも、まあいいかな‥」と少しでも思う人へ
これは私の自己紹介という体裁ですが、中身は『既卒でもう既に何年か働いていて、それなりに生活の基盤ができていて、でも人に言うのが恥ずかしいような理想とか夢もある‥』というあなたに読んでほしい「人生を変える方法」です。
私の人生に転機が訪れたのは2012年。アジアのとある航空会社のREP職に合格し空港配属となりました。激務ながら毎日刺激的な日々、あっという間に充実した3年が経過していました。ようやくすべての業務に慣れてきた頃、あの「モヤモヤ」がまた心で疼き始めたんです。 そのモヤモヤとは、「やっぱりCAになりたい」という気持ちでした。
地上REP職の業務には、到着した飛行機からクルーを降機させる仕事があります。そこで「同じ制服を着ているにも関わらずまったくオーラが違うCAさん」と 日々接しながら、劣等感は増すばかり。「でも今のままでも楽しいし‥」と理由をつけて諦めることもできました。
客室乗務員に年齢制限は存在するか?
働き始めて3年、26歳を目前に控えた私はふと「年齢制限」というエアライン受験の暗黙のルールを妙に現実的に感じるようになりました。そこで、『”今のままでもなんとなく幸せ”な生活に流されてしまったら、その後の人生に残るのは後悔だけだ』と、恐怖にも似た焦りを自覚した私は、再びCA受験を受け始めました。
すると…再び受け始めて2社目で突然の合格。それも、2日に分けて行なわれる予定だった試験がどんどん繰り上げられ、あれよあれよと最終選考(6次)まで残り…最後は英語プレゼンのテストでした。
全員がプレゼンし終わったところで「名前を呼ばれたら”お帰り”ください」というスタイルの発表。
私の名前は、呼ばれなかったのです。「名前を呼ばれなければ合格」という少し混乱する状況だったので「・・・・え?私、、、、、受かった。。。。!!?!」と、文字通りドギマギしてしまいました(笑)。
今でも思い出すと興奮と涙がこみ上げてきます(衝撃的すぎて翌日下痢を起こしました(秘密))。
夢は「突然」叶うもの。
夢って、”突然”、叶ってしまうんです。その後、タイに移住し国際的なクルーメンバーの中で客室乗務員として働きました。トレーニングの時から、本当にキラキラした日々で、辛いことも辛いと思いませんでした。
「でもじゃあなんで辞めたの?」と思った方もいるかもしれません。私が「夢は突然叶う」というのは、1つの夢のことを言っているのではないんです。CAになったらあんなふうになりたい、こんな事が起こるかなと思っていた「すべて」が一気に起こり始めるという意味です。まもなく理想の男性に突然出会い、しかも出会って1週間後に「結婚してNYに来てほしい」と言われてしまいました。(彼は国籍は日本人ですが長らくアメリカに住んでいる人で、NYが拠点です。)
辞めた理由はもう1つあります。2015年8月、バンコクの中心部でテロ事件があったのを覚えている方はいらっしゃるでしょうか?タイでの生活や仕事がようやく身についてきた頃でした。あの事件に巻き込まれて肉体的にも精神的にも追い込まれたことが、冷静に人生を考える大きな転機となりました。
あなたがCAになったらやりたいことは何ですか?
「人はいつ死ぬかわからない」。当たり前のことなのに、それを身をもって感じたと同時に、生きていることの奇跡を感じずにはいられませんでした。(道を歩いているだけでも、目の前で泡をふいて倒れる浮浪者とかがバンコクで生活していると、普通にいるんですよ‥。汗)
私には「CAになって経験を積んだら”いつか”やりたい」と思っていたことがあります。それは、私が悩み悶々としてきた経験をもとに「自分らしく」人生を早く楽しむ女性を増やしたい!ということです。私自身がCAになるまでの自分の人生を無駄tにしてきたような気がしていたからです。
後から考えれば「ここをこうすればもっと早くなれたのに」と、答えが簡単だった問題練習を上から見下ろしている気分になるのですが、哀しいことにその最中にはその簡単さに気が付けない―。そんな私みたいな人、絶対他にもいるんじゃないかって思ったんです。
でも、念願の客室乗務員になってまだ間もなかったし、実はそこまで具体的に考えていなかったのです。正直、CAを辞めることは本当に本当に本当に迷いました。でも、「”今”は”今”しかないんだ」と思わせたテロ事件の衝撃が私を次のステージへと突き動かしました。
CAになって理想の自分も理想の人生も手に入れよう
こうした経験が、「理想の自分や人生を早く手に入れる人を増やしたい!」という思い、そして私が主宰しているCA合格プロジェクト「CLIP」の原動力になっています。
“いつか”は”今”始めなければ
「”いつか”は”今”始めなければ」
「欲しいものは”今”手に入れて良いんだ」
できるだけ多くの人が早くそれに気づいて、根拠のない不安を理由に一生後悔して生き続けるということがないよう、発信を積極的に始めることにしたのが2016年のことです。
その後、もし、私が途中で「やっぱり私のやってきたことを人に伝えても合格者の一人も出せなかった」のであれば、今あなたがこれを読んでいることはないでしょう。でも、私は今でも発信を続けています。それどころか、私の経験と脳内を体系化して人に伝えたら、人生を変える人がたくさん出てきたのです。それからコツコツと(本当に地道に)発信とサポートを続けてきたからこそ、あなたが今これを読んでいます。あなたがいつだったかインターネットの検索欄に打ち込んだキーワードは、あなたの頭や心が探しているキーワードだったと思います。「CA受験 対策」だったのか、「客室乗務員 自己PR」だったのか、はたまた「エントリーシート 書き方」だったのかわかりませんが、つまりそれは「自分への質問力」です。
CAになるために重要なのは「自分への質問力」
この「質問力」を上げれば、CAに合格できます。
「今自分には何が最優先なのか?」
「何が不合格の原因だったのか?」
「それをどうすれば改善できるか?」
・・・こうした、そのときにふさわしい質問を自分にできるかどうかで検索窓に打ち込むキーワードが変わります。キーワードが変われば、得られる情報が変わり、行動が変わり、結果が変わります。だから、まずこのブログに辿り着いた自分の「自分への質問力」を褒めてあげてください。上から目線に聞こえたらごめんなさい。でも、今あなたは、私の脳内と、実際にCAに合格して人生を変えた「1.5歩先」を行くこれまでの私のクライアントとつながることができたということなんです。安心して、着々と人生が変わる準備を始めてほしいと思うのです。
それでは次回から、具体的な話に入っていきましょう。
この記事シリーズ(CA合格ロードマップ講座)の目次
- 【はじめに】人生を変えるCA受験へようこそ!
- 【マインドセット】CAに最短で合格できるかどうかは「自分への質問力」次第というお話
- 【マインドセット】TOEIC600点以下でも既婚でも未経験でも地方在住でも合格する方法←NEXT
- 【対策法】実はこれだけ!CA受験対策の7つのジャンルと無駄な対策
- 【自己分析】芯のある自己PR・志望動機が作成できる”◯◯”の明確化と言語化のコツ
- 【ES/履歴書】CA合格率の高いES/履歴書の特徴と3つのテクニック
- 【企業研究】CAに合格するための企業研究の考え方とやり方のコツ
- 【自己紹介】面接の自己紹介の組み立て方と複数パターンを準備するフレームワーク
- 【マインドセット】合格が「ゴール」になった瞬間から合格は遠ざかっていく
- 【マインドセット】私たちが一番怖いのは「時間の喪失」
- 【業界研究/職種研究】今の航空業界の流れとCAに合格する人の特徴