先日、外資系CAに合格したMさんはこちらの合格インタビューで答えてくれていたとおり、Becrewプロジェクトが始まってから「マインド」の部分にすごく大きな変化を感じていたそうなんです。
Q.プロジェクトの動画や特徴について、特によかった/役に立ったと感じるものを教えてください。
Becrewプロジェクトのルールの1つである「感謝する」というマインドを持つことです。振り返ってみると、他人と比較したり、自分自身を妬んだりとネガティブな気持ちを持ちながら就職活動していた頃は本当にうまくいきませんでした。しかし、Becrewプロジェクトが始まってからは、忙しいことを言い訳にせず受験できる環境に感謝しながら就職活動に取り組みました。
試験当日も自分を売り込もうというよりも、憧れの企業の方が私のためだけに20分も向き合って話を聞いてくださることは本当にありがたいことだと感謝の気持ちを持って試験を受けることができました。そう考えることで緊張することもありませんでした。
このプロジェクトでは、まさに「マインド」をとても大事にしていて、1つのテーマについて10〜20分の音声を配信するラジオ番組のような「マインドアップ音声」を現時点では計20本ほど収録していて、プロジェクトの段階ごとにメンバーにお届けしています。(メンバーやメールレター読者さんからの声を拾い上げてすぐ音声にするのでこれからもどんどん増えていきます。)
マインドは上げればいいってもんじゃない
6/20から始まった第3期ですが、メンバーからの音声の感想や自分の試験の状況報告などを見ていて、この夏でひと回りもふた回りも成長している方がたくさんいます。なので、この記事ではマインドについて書き留めておきたいのですが、正直なところ、マインドが大事なのはどの世界でも共通の話題だと思うんですよね。試験系の話題・ビジネス系の話題・目標達成系の話題でも必ず出てくる話で、飽き飽きしている人もいるんじゃないかなと思います(笑)。
それだけ浸透しているのに、なぜそれでも「モチベーションが上がらない時はどうしたらいいか」という質問が絶えないのでしょうか?なぜマインドが大事だと分かっているのに試験合格やビジネス成功や目標達成はいつの時代も誰にとっても”少し難しい”/”難しい”のでしょうか?
それを説明するためにCA受験を例にとって話したいのですが、
客室乗務員試験も一般的に、誰にとっても難しい試験です。一発合格者が非常に少ない世界です。
一度不合格になるだけでも大抵の人は落ち込むと思いますが、CA受験では不合格が続く中で歳を重ねていき、チャンスがどんどん少なくなっていくように感じたり、家族や友人の目や世間体が気になってきたりします。私自身がそうだったし、その過程をこれまでのブログやメールレターなどでほとんど全て包み隠さず暴露してきたこともあって、同じような悩みや不安を持った人からご相談をいただくことも多く、その中で「合格していく人」の特徴が見えてきたのですが、今までいつも惜しいところで合格を逃していたのに何かをキッカケにスッと合格するような人は、受験している途中で、自分が「何」をやるか以上に、
- 「なぜ」自分が夢に向かい続けているか自分で納得したり
- 「どんなふうに」夢に向かっていくか、っていうのが明確になったりする瞬間があるんです。
(これは本人がその感覚を自分で言語化できているかどうかはあまり関係ないということも分かってきました。)
で、マインドって”上げ方”だけ知ってもあまり意味なくて、
- 高め安定に”キープ”したり
- 落ち込んだり緊張した時に”セルフコントロール”したり
・・・ということができて始めて、長期的な夢とか目標を叶えていくエネルギー(戦力としての武器)になるんですけど、上記の人たちは、そういう方法が自分の中にストンと落ち始めた(実生活で実践するようになった)あたりから目に見えて試験状況が変わり始めるんですよ。見ている私からすれば、おもしろいほどの爽やかな変化です。
マインドを管理できるようになるには
ここで、本題に戻りたいんですけど、なぜ「マインドが大事」なのはみんな分かっていてもそれを結果につなげることにおいて人は難しさを感じるのか?上記の現象を見ていて思うその理由は2つあって、
- マインドは高いほうがいいに決まってるけど低いときもあるのが人間だからで、
- マインドが上がる/下がるときの動機づけとかキッカケは十人十色だからです。
もう少し踏み込んで方法論としたいのですが、ずばり、夢を叶えるために必要なのはマインドを「上げる」方法を知ることよりも「管理する」方法を知ることです。でも、マインドやモチベーションについて語られる時、そのほとんどが「上げるためにはどうしたら良いか」の視点で語られます。闇雲に上げようとして一時的に上がったマインドはちょっとしたキッカケですぐにしぼんでしまう。つまり持久力がない。
でも自分のことを理解して「自然にやる気が出る」「自然とモチベーションが湧く」という深いところにテコ入れをすることで自分のマインドを管理したりコントロールしたりできるようになります。この過程では目先の欲を満たすためではなく長期的な視点で物事を捉えることになるので、「なぜ」自分が夢に向かい続けているか、「どんなふうに」夢に向かっていくか、っていうのも否が応でも明確になります。(Becrewプロジェクトではこの、自分のマインドを総合的に管理するための考え方やヒントをほぼ毎日、メールやマインドアップ音声で配信していているというわけです。宣伝でした。)
管理できるようになると自分のステージが上がる
表面的なところでマインドやモチベーションを上げようとするのではなくて、根本的なところにテコ入れするので、今まで凝り固まっていたり詰まっていたりしたマインドやモチベーションの流れがスムーズになって、そういう人に変化や結果が訪れるんだな〜と私自身では分析しています。
これって、ポジティブ心理学の「レジリエンス」「アンガーマネジメント」にも繋がってくる話なのですが・・・長くなるので今回はここまでにします。
CA受験に限らず、どんな分野であれ、マインドやモチベーションが上がらないことを悩んでいる人は、弱っていたり落ち込んだりしているときほど、いったん目の前の「やらなければいけないこと」「やったほうがいいこと」から目を逸らし、『そもそもそれをがんばっている動機』や『きっかけ』に目を向けてみてください。自分のマインドを「管理」する主は、あなた自身以外に誰一人存在しません。長期的に付き合っていきましょう^^