皆さんからの質問や、感想を読みながら自分が受験していた頃を思い出していました。
実は私はCA受験を何度も諦めた過去があるんです。もちろん、不合格続きで自暴自棄になったこともありますが、それだけじゃなく、外資系の地上職としてかなり忙しくて”楽しく充実していたときにも”CAを諦めたことがありました。なぜかというと、それまでエアラインスクールや一般的な受験対策で聞いていたイメージと「現場」があまりにもかけ離れていたからです。
私がやっていた地上職はREP職で、中でも、外国本社やパイロット/ディスパッチャーと毎日やり取りするというポジションに就いていました。国際的なメンバーと日々リアルタイムで仕事をする楽しさを知りました。正直、激務でも楽しかったんです。その楽しさを諦めてまでCAを再び目指したわけですが・・・
逆説的ですが「楽しい現場」を知ったからこそその後すんなりCAに合格できたと今では感じています。CA合格にだけ特化して言えば、最初から「現場」「国際環境のリアル」を知っていたら、エアラインスクールや周りの合否がいつも気になる自己流対策などで無駄な時間を過ごさなかったと思います。これは、海外生活をするようになって日本を「外側」から見るようになってからも思います。
- オープンスカイ協定以降、時代は変わっているのにCA=花形職業だったときに現役だった講師陣で固められている
エアラインスクールは「机上の空論」を教えていることが多い・・・ - オリンピックを控え、世界に開かれた日本になるから日系航空会社でも国際感覚+ビジネス感覚のある人を欲しているのに、やっぱり会場の雰囲気や見た目が気になってしまう日本の試験会場・・・
- 現場とかけ離れた「英語力」についての勘違い(TOEICの点数ではなく「話せる」事が大事なのに・・)
- 試験会場ではみんな型にハマった同じような発言、表情、髪型・・・
この辺りが、私が受験中から違和感を感じていることであり、今受験している人が抱えているモヤモヤにもつながってくることだと思います(他にもあれば教えてください)。だから、私は何度も失敗しながら自分の足で海外の試験を受けに行ったり、激務だったけど外資系2社に勤めることができたのはやはりラッキーだったと思ってます(人生、どんな経験も糧になるんだなーと最近心底思います)。私には「国際感覚のリアル」と「トライ&エラーを繰り返して高めた合格率」と「圧倒的に”選ばれていく”」ための経験が身についたからです。
地上職ではパソコン作業も膨大にありました。新しい顧客管理システムのインストラクターもしました。だから今あるプロジェクト形式のオンラインスクールという構想を思いついたんです。
合格するために、もちろん各自本人の頑張りは必要です。『聞き流すだけで合格できる!』とかは、やっぱりあり得ません。だけど、正しいステップで行動を取っていれば、必ずたどり着ける世界なんです。今抱える悩みや不安を解消できる方法だと思っています。うまくいかない『自己流』でやって、周りを気にしながら時間を無駄にしてほしくはありません。料理はレシピがあれば、あとはやるだけじゃないですか。
私は自分が歩いてきた道だから、振り返って分かります。私の全部の経験と結果を出してきたクライアントの経験をもとに「無駄に時間を過ごさない、賢いステップ」を教えるプログラムを作りたくて、それを形にしたのが今のオンラインスクールです。