こんにちは!CA合格プロジェクト「CLIP」のブログへようこそ。このブログはたった1つのテーマを軸に運営されています。それは、「選ばれてCAに合格する方法」です。
「CLIP」のストーリー
2016年、私は自分の経験をもとに「客室乗務員になる方法」を発信し始めました。(その前に、発信のしかたを身につけるためにライターとして出版社に籍を置いて働いたり、数百本の記事を受注したりして書いていた時期もあります。)動機は、お金のためとか、承認欲求を満たすためとか、自己顕示欲を満たすためとかではなく・・・実は、もっともっと自己中心的な理由からです。それは、CAを目指した8年間で自分が犠牲にしてきた時間や楽しみや心身の健康について行き場を失っていた辛かった思いを、どうにかこうにか成仏させたかったということです。
苦しかった思いは、客室乗務員になった瞬間に報われるものだと思っていました。でも、合格の瞬間はあっけないもので、「あんなに頑張る必要はなかった」とわかりました。それと同時に、それまでの自分のように悩んでいる人は絶対にいるはずで、過去の自分に向けて発信すれば、私の過去を「今」として生きているその誰かの役に立てるはずだと思いました。
結果として、過去の私とは全く違う様々な境遇の人が、私のメールマガジンやプロジェクトからCAに合格し出しました。
- ブランクがありながらも外資系の人気エアラインに合格、
- 身長が160cmに満たなくても日系大手航空会社に合格、
- TOEICが540点でも外資系に合格、
- 地方在住でも外資系の人気航空会社に合格、
- 全く違う業界からのダブル合格
などなど…。プロジェクトメンバーには、自分自身と、キャリアと、人生と向き合った結果、新しい生き方を見つける人もいます。ホテルのVIPコンシェルジュとして合格して海外に渡る人もいれば、社内昇進して憧れだった海外勤務になった人もいます。こうした経緯から、「CA受験を通して、自分・働き方・人生と向き合い、構築し、自信を持つことで人生そのものがステージアップする」結果としてCAに合格するという流れが見えてきました。それも3ヶ月〜4ヶ月といった短い期間の間に。
一人ひとりにとっての「正解」がある
あれは2006年のことでした。高校の三者面談で将来何になりたいのかと聞かれて「客室乗務員」と答えた私を、担任と母親は半ば呆れたような、心配そうな表情で見ました。それまで、海外はおろか、地元の外にすら数えるほどしか出たことがなかった私の心にぼんやりと「客室乗務員になってみたい」という思いが浮かんでいたのは、自分にとっても不思議な事でしたし、はっきりとした理由も何の素質もない私がCAになるには途方もない準備をしなければならないように思えました。
留学の奨学生になるために、4年間かけてとればいい単位を1年半で取るスケジュールを組んだり、留学先の大学で1箇所だけ24時間開放されているスタディルームで毎晩2時まで勉強したりしました(警備員と顔馴染みになってしまいました)。それから体調を崩し、生理が止まりました。帰国後はエアラインスクールにも通いました(クラスの雰囲気に馴染めず、途中で行かなくなってしまいましたが…)。
それでも、新卒の就職活動で失敗しました。同じ留学先で私より全然勉強していなかった友達が日系大手航空会社にストレートで合格した噂が耳に入ってきて「ああ、私のやり方は間違っている」とわかったときには、もう心底疲れていました。(公開当時から今も多くのメッセージをいただいく私の受験ストーリーはこちら)
その後、2014年。夢を叶えることになる試験の当日、私のモチベーションは”限りなくマイナスに近いゼロ”の状態でした。つまり、やる気がなかったのです。不合格が続きすぎて、疲れていたからです。それなのに、倍率200倍あったその試験に合格して客室乗務員になりました。(これは私の発信当初からの読者の間では有名な話で、今でも「その時の状況についてもう少し詳しく」と言われることが多いエピソードです。)
あの辛い努力はなんだったんだろう?あんなに苦しい思いをする必要はあったんだろうか?夢を叶えてからは、そんなことばかり思うようになりました。でも、そんな新たなモヤモヤを抱いていた時、すでに確信していたこともありました。それは「新卒のときよりも人生が楽になった」ということ。既卒でCAに合格するためには、既卒のためのやり方があります。少ないリソースで勝負するしかなかった、社会のことを何も知らない大学時代の就職活動とは違う。社会経験という新しいリソースと、それによって構築されてきているあなた自身の魅力を整理することで、客室乗務員になることは実はとても簡単になります。
あなたの大事な人生を、“CAになるための人生”だけにしてはいけない
CLIPではもちろん「CA合格」が至上命題です。でもこのプロジェクトのコンセプトの1つには「CAになるための人生から、CAも選べる人生へ」というものがあります。最初に「あなたが既卒で客室乗務員に合格すること」がこのサイトのたった1つの目的と言ったのに、いきなり違うことを言ってごめんなさい。でもこれまでたくさんのプロジェクトメンバーを見てきて、「なぜCAになりたいの?」と聞くと、返ってくる答えにはパターンがあります。例えば「世界中を飛び回りたい」「人から憧れられるような人になりたい」「両親を喜ばせたい、安心させたい」「学び続けたい」「成長し続けたい」「英語を使って仕事がしたい」―。これってCAにならなくても全部できることです。なのに、なぜCAにこだわるのか?私にはそういう人の気持ちもその理由も手に取るようにわかります。自分が辿ってきた道なので全力で応援したいです。ただ、とても大事なことは、そういう「CAにならなくても可能な人生」を「CAになることだけでしか叶えられない」という風にすり替えて、あなたと、あなたの人生を追い込んではいけないということです。
プロジェクトメンバーには、必ず「CAになったらどんな自分になれると思いますか?」「年収はいくらで、その中でどんな生活を送りたいですか?」と聞くことにしています。私たちが目指しているのは、「CAになりさえすれば素晴らしい人生が送れるはず」と、不確実な将来の自分に無闇にプレッシャーを掛けて、他のすべてを放り出して向かう未来ではなく、「このままいけば自分はキャリアも人生もうまくいく」という自分に持っていくことで(これを私は自分構築™=Identity Capital Buildingと呼んでいます)、どこにいっても”選ばれる”存在としてCAになることです。つまり、未来から理想の自分を引っ張ってきて、それに今の自分を近づけていくことで、自然と夢が叶う(CAになれる)という道です。
「CAになんて、本当になれるのかな?」と暗いトンネルの中を歩き続けていた私が、よく自分に問うていたことがあります。その問いとは、「理想の未来の自分が今の自分に今会いに来たとしたら、どんな言葉を自分は自分にかけるのだろうか?」―。その問いが、これまで合格者を出してきたメールマガジン講座・ブログ・プロジェクト・セミナーの基盤になっています。
当時の自分にとっての”未来の自分”である今の私が、過去の自分に会いに行って言葉をかけるとしたら・・・という目線で、このサイトは作られています。どうかあなたにも届きますように。夢を叶えることに時間はそんなに必要ありません。きっと短い旅になります、さっさと夢を叶えましょう!